2016年3月6日 福島県双葉郡双葉町/大熊町 モービル運用

■双葉郡双葉町 (JCG: 07015D)
■双葉郡大熊町 (JCG: 07015A)
国道6号 モービル
QM07

当日、茨城方面での用事があり、前日(5日)に常磐道を相馬市まで南下し、
以降、国道6号を南進。 途中、楢葉町にCMの関係で滞在されている
JE8ASA局と夕方、アイボール。

途中通過した浪江町、双葉町、大熊町、富岡町の車窓風景を見るにつけ、
原発事故の影響の大きさを改めて認識、、などと話す一方、移動運用すると
しても、入れる場所が限定されるか、もしくは、6号モービル運用しか
ないよね、、などと会話。

EBはそれで終わりも、その後、モービル運用をやってみたい衝動にかられ、
ASA局に電話。 茨城からの帰りに、双葉町モービルを決行することを決定。

日曜夕方、ASA局に電話すると、先発隊として既に浪江町に入っている様子。
落ち合う場所に行くと、浪江町サービス中。 途切れた(?)ところで、
本日のスペシャル・ミッションの準備に取り掛かる。

ASA局の移動運用スタイルは発電機使用に対し、当局はディープサイクル
バッテリでの運用。 一方、アンテナは、当局が釣竿+LWに対し、ASA局は
モービルホイップでの運用。 ということから、今回は当局のリグ+車、
ASA局のモービルホイップを使い、車の運転: ASA局、無線運用: 当局の分担
とした。 アンテナは、7Mと3.5Mがあるとのことで、最初は7Mから開始。

ASA局にモービルホイップの調整をしてもらっている間、当局は出る予定の
周波数とログ記録方法を思案。 当初、CWとRTTYを、Hamlog入力でと思って
いたが、パイル捌きを考えると、PCを使うのは難しいと判断、CWと紙ログに
することにした。

国道6号に入り、浪江町から双葉町へ入ったところで、CQを出すと、早速の
応答あり。 最初はGEなどと挨拶をしていたが、パイルが大きくなり、
レポート交換のみに徹する。 当局の車での運用時は、運転席の後ろの席で、
オペする形で、今回も同じだが、大きく異なるのは、走行時の振動で
字が乱れてしまうこと。 ましてや、PCのキーボード操作は困難なことを
悟る。 やはり、CWと紙ログで精一杯。

18:15~18:31 … 7C: 32局 (双葉町)

双葉町内での折り返しができず、大熊町に入ったところで、QTHアナウンスを
変えてCQ送出。 ここで、QTHが変わったのと、近距離スキップが始まった
のか、ややパイルが収まり小休止。

18:33~18:45 … 7C: 10局 (大熊町)

折り返して双葉町に入ったところで出るも、あまり呼ばれず。
1エリアは、1局もできずに終わる。

18:51~18:54 … 7C: 3局 (双葉町)

ここで、一旦、ストップし、アンテナを7Mから3.5Mに取り替えて運用再開。
可能な限り、双葉町内の折り返し運用を目指す。 ただ、赤色灯を点けて
いる車が、時々、後ろから追尾してくるので、あまり目立つようなことは
できず。 7Mでは、1エリアからのコールは無かったが、3.5Mでは最初から
呼ばれる。 こちらには各局の信号が強力に入ってくるが、当局の信号が
弱いのか、CBと重なったり、こちらではQSO済としている局から何度もコール
されたりと大変だった。(楽しめた!) モ―ビルホイップのHF運用は
初めてであったが、それなりの飛びを実感できた。 ASA局に感謝。

19:05~20:14 … 3.5C: 88局 (双葉町)

合計 133局 (Dupe含む)

当初は1時間ほどの予定で考えていたが、パイルの大きさと、7Mスキップで
3.5Mでの1エリアカバーをしていたら、ちょうど2時間のQRV。

CWのモービル運用は初めてであったが、現地の道路事情に詳しい(?)、
ASA局のFBなハンドル捌きで、当局はパイル捌きに専念、思う存分味わえた。

後で気づいたが、交信を録音しておくと後の確認に使えると思った次第。